
ネオスウィングで大ブレイク前のBrian Setzer Orchestraの一枚。 大幅に選曲を改めた日本盤も出ている。
この頃のブラスは薄めなので、小粋にクールな感じがする。 ヴォーカルが前面に出ている曲が多い。
お気に入りは、"The House Is Rockin'"、"(The Legend Of) Johnny Kool"、"Ghost Radio"あたり。 "The House Is Rockin'"は、ワン、ツー、スリー、フォーって掛け声が聞こえると、反射的に踊りだしてしまう人にオススメ。 ベース・ラインも渋い。 この曲は日本盤には入っていない模様。 "(The Legend Of) Johnny Kool"は、微妙にガレージ・サーフっぽい。 Brian Setzerのリフって何気にガレージ・サーフの匂いがするものが多い。 "Ghost Radio"のイントロとか格好良すぎ。
"(Everytime I Hear) That Mellow Saxophone"は、オムニバス・アルバム"Swing This, Baby!"でも聞ける。

ジャンルを問わずいろんなアーティストが薦めている、ネオスウィングの名盤中の名盤。 ネオスウィング・ブームはここから始まった。 いろんな場面で使用されているので、知らなくても耳にした事がある人は多いと思う。
購入当時、ハマりまくっていたThee Michelle Gun Elephantのアベが薦めていたのを聞いてみて、1曲目の"This Cat's On A Hot Tin Roof"からノック・アウトされっぱなし。
実は、ネオスウィングを知る前から、スウィングに興味はあって、深夜番組で聞いたBenny Goodmanにハマっていた。 だからこそ余計に、Thee Michelle Gun Elephantがネオスウィングを薦めている事や、元Stray Catsのメンバがネオスウィングをやっている事にハシャいだ。
ビッグ・バンドにギター一本で対抗出来ているというのが凄い。 結構厚いブラスなのに。
参考にしたビッグ・バンドはCount Basie Orchestraらしい。 親御さんも一緒にレッツ・スウィング。

一言で表すと、アメリカ〜ノ。 ヤバイ、ラテンのリズム。 昨今のラテンブームに便乗した訳ではないだろうけれど、いろんなリズムパターンに挑戦して、複雑なリズムを好む人はガツンと来ると思われる。
前作("Dirty Boogie")よりスウィング性が増していて、スウィングとはスピードと優雅さを競うモノだ
という歌詞を思い出した。(誰の曲かは忘れた)
スウィング性が増した分、前作に比べるとギターが後ろに下がり気味だが、 ガレージ・サーフっぽい曲とかもやってくれている。 往年の名曲"Caravan"もカヴァーしていて、このアレンジがイカす。

タイトル通りクリスマスをコンセプトとしたアルバム。
わりと全編通してマッタリした雰囲気。 とは書きつつ、"Jingle Bells"とか"Sleigh Ride"(邦題:そりすべり)はノリノリだけれど。 普段聞きなれているクリスマス・ソングのリズムが、シャッフルなのが新鮮。
1曲目の"Jingle Bells"はヴォーカルとコーラスやオーケストラの掛け合いがシビれる。 オリジナルの歌詞で「そり」に当たる部分を、'57
Chevrolet
に置き換える辺りが何ともBrian Setzer的。
"Baby It's Cold Outside"は、"The Dirty Boogie"における"You're The Boss"的位置付けで、女性ヴォーカルと共演している。
選曲で意外に思ったのが、"The Nutcracker Suite"(邦題:くるみ割り人形)。 この曲って、クリスマス・ナンバーなのだろうか。 ちょっと、浮いている気はするが、オーケストラの魅力を引き出している曲でもある。 甘いブラスの音色が素敵。
ボーナス・トラックを除くラスト2曲は畳み掛けるように、合唱隊みたいなのもバックで参加して、荘厳なナンバー。