Chants R&B


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Stage Door Witchdoctors

インプレッション

ニュージーランドのレイヴアップ・R&B・ガレージ・バンド。 1964〜1967年あたりの音源。 2000年。

コンピレーション"Ugly Things"に収録されているバンドで群を抜いた勢いを感じ購入。 R&BはR&Bでもレイヴアップという、Pretty Things系のR&B。("Come See Me"と"Don't Bring Me Down"をカヴァーしている) 80年代のネオ・ガレージ・バンドではCrawdaddysあたりのサウンドも近い。 というか、カヴァーしている曲がかぶっているのでモロに影響を与えているのだろう。

サウンドは、バックでファズ・ギターが縦横無尽にやたらめったら弾きまくるというスタイルが特徴的。 ヴォーカルやコーラスが何気にいい声でクラクラくる。 しかも、シャウトするときだけ声が枯れるという素晴らしさ。 ベース・ラインもなかなか面白くて飽きにくい感じ。 手拍子の入る曲とか、ドラムとヴォーカルだけになる部分とか、個人的にかなりツボ。

お気に入りを無理くり選べば、ベタに"I'm You Witchdoctor"と"Land Of 1000 Dances"あたり。 "I'm You Witchdoctor"のバックのファズ・ギターには度肝を抜かれること必至。 「ずーっとギター・ソロかよ!」っていうくらいに延々と弾きまくっている。 若干ジャングリーなビート感も相まって最高。 曲が何事もなかったかのようにしれっと終わってしまうところに哀愁を感じる。 1曲目の"Neighbour Neighbour"と、この"I'm You Witchdoctor"はJohn Mayallのカヴァー。

"Land Of 1000 Dances"はWilson PickettとかCannibal & The Headhuntersで有名なナンバー。(オリジナルはChris Kenner?) 邦題で"ダンス天国"と呼んだ方がピンとくる人もいるかもしれない。 元々、歌詞を忘れたところを「ナナナ」で歌ってしまったというくらい勢い重視なナンバーを、この荒くれ野郎達がカヴァーしたんだから格好悪くなるはずがない。 明らかにライブ録音というのが分かる躍動感溢れたミラクル・テイク。 ヴォーカルの息の上がり方とかから伝わってくる張りつめたテンションにシビれる。 その他、ドラムとヴォーカルだけになる部分とか聴き所満載。

"Mystic Eyes"はThemのカヴァー。 "I've Been Loving You Too Long"はOtis Reddingのカヴァー。 ラストに結構長いインタビューが入っているけれども、英語が分からないので雰囲気しか楽しめないのが残念。

アナログ盤にしか入っていない音源もあるみたいなのでてっぺんを目指すならアナログ盤の方が良いかも。 "明日なんか来なきゃいい"という邦題で日本盤がでているらしいが詳細不明。

ガレージを聞く上でちょいちょい指標となりうるバンドなので聞いておいて損はないと思う。

全14曲約42分。(その内1曲は10分近いインタビュー)

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