
スペインのガレージ・パンク・バンド。 1st、2ndアルバムからのベスト盤らしい。 Liam Watsonプロデュース。 Get Hip。 1998年。
Toe Rag Studios収録ということで大好きなサウンド。 箱モノっぽいギター音に浅くかかったファズとか、ブンブン言っているベースとか、バスバス言っている多分Ludwigなスネア音とか。 ラテン語の歌詞の曲とかもハマりまくってる。 曲調的には、R&Bとか、ツイストとか、サーフとか、プチ・ホラーとか。
お気に入りは、"Eres Feo Chaval"とか"Rompi La Television"とか"Let Yourself Go"とか"Let's Go In 69"とか。 主にアルバム序盤の曲。 "Eres Feo Chaval"はタイトルからしてラテン語なR&R、R&Bナンバー。 誰かのカヴァー曲らしい。 続く、"Rompi La Television"もラテン語なナンバー。 「Television」の発音の訛り具合が格好いい。 アルバムを通しで聞かない場合でも必ずチェックするお気に入りナンバー。 "Let Yourself Go"は途中でテンポ・アップしたり、コーラスでHeadcoateesが参加していたりするアメリカっぽいナンバー。 Music Explosionのカヴァーっぽい。 "Let's Go In 69"はCustoms Fiveのカヴァー。 結構ノリノリにアレンジされていてかなりキた。
"Doracula Ye Ye"はプチ・ホラーなナンバー。 イントロはちょっとだけGSを髣髴とさせる。 これまたラテン語で、Headcoateesのコーラス入りで、何かのカヴァーっぽい。 他にも、Holly GolightlyとかBruce Brand(元Headcoatsのドラマー)なんかが参加しているナンバーもある。 序盤に良い曲が集中しているせいかもしれないが、アルバムの後半3分の1くらいの曲には物足りなさを感じる。
Thee Michelle Gun Elephantのビデオ"World Stereo Lynch"のエンドロールにバンド名が出てたり、Shutdown 66とスプリットを出していたりと、わりと精力的に活動しているっぽい。

スペインのガレージ・パンク・バンド。 その2枚組ベスト盤。 CDエクストラでPVを4本収録。 2004年。
前回紹介した"The Subnormal Revolution Of"もベスト盤だったので、わりと曲がかぶっている。 しかしながら、PVが格好いいので、"The Subnormal Revolution Of"を持っていないなら、こちらを優先的に手を出した方が良いかも。 収録が全編Toe Rag Studiosというわけではないのが少し残念。(スネアの音で聞き分けられるかも) ちなみに、もう一つの収録スタジオはシアトルのEgg Studio。
お気に入りは、"Vivir Sin Ti"、"La Chatunga"、"It's Not Allowed"あたり。 "Vivir Sin Ti"は、ちょっとためる感じのヴォーカルがエモーショナルで格好いいラテン語なナンバー。 ラテン語の曲を聞くと妙な懐かしさを感じる。 誰かのカヴァーらしい。 "La Chatunga"は、サビの歌詞が単純でラテン語を知らなくても口ずさめるくらいキャッチー。 日本のナツメロみたいなギター・ソロがクール。 と言うか、これまた誰かのカヴァーみたい。 ラテン語の曲はカヴァー率が高いようだ。 "It's Not Allowed"は、テンポの良いナンバー。 どことなく戦隊もののテーマ・ソングを思わせるメロディ。 ギターも3本は重ねてあって凝った作り。 メロディも贅沢に使ってある。 "Garden Of My Mind"はMickey Finnのカヴァー。(コンピレーションNuggets II他に収録)
PV全般としては、メンバの使用機材などが分かって機材フェチには嬉しい内容。 以下、PVについて全曲紹介。 "Surf & Shake"は、クネクネしながらギター・ソロを弾いたり、マラカスでバスドラを叩いてみたり、Headcoateesとはしゃぎながら演奏するさまが面白い。 よく見るとカットによって持っている楽器が違ったりして、「うわ、楽器持ち替えて撮りなおしてるよ」とか思えて楽しい。 "Dracula Ye-Ye"も、Headcoatees共演のPV。 ドラキュラに扮しているメンバの身に着けているサングラスとか先の尖った革靴とか格好いい。 お気に入りの曲にも挙げた"La Chatunga"は、"Nico And Dani"というゲイを題材とした映画で使われている曲でもあって、PVもそれ仕立て。 踊り狂うゲイ達に囲まれて演奏している様子はパーティ感に溢れていてなかなか格好いい。 "Not So Cool"は、ガレージな曲が並ぶ中では違和感すら感じさせるほどのメロディックでパンキッシュなナンバー。 彼らなりの売れ線のイメージなのか。
楽器の種類を豊富に用いたり、映画に曲を提供していることなどから、いつの間にか景気の良さそうなバンド。 本国スペインではえらい人気があるんだろうな。
ギター・ヴォーカルのJorge氏はCircoperotti Studiosというスタジオを運営していてそこのエンジニアをやっているらしい。 Wau Y Los Arrrghsとかレコーディングしているみたい。 詳細不明。