
アメリカはミズーリ州スプリングフィールドという土地(多分)のHeadcoats直系ガレージ・パンク・バンド。 その1st。 2004年。
バンド名の頭の"Thee"からして期待させ、その期待を裏切らないHeadcoatsっぷり。 予備知識なしに聞いたらHeadcoatsと勘違いする可能性すらある。 Headcoatsとの主だった違いから言うと、「ヴォーカルを男性と女性の二人がとる」ということと、ブルーズの要素がほとんどなくて「パンクな部分が前面に出ている」ことの2点。 曲調に関してはアメリカらしいというかキャッチーでカラっとしている印象。 ミズーリ州スプリングフィールドという土地の音楽的特徴はよく分からないけど、カリフォルニアと言われればそれっぽいしテキサスといわれてもそれっぽいと思えてしまう。(アバウト)
このギター・ヴォーカルの男性がHeadcoatsのファンっぽく、バンド全体のHeadcoatsを意識したサウンドが間接的にToe Rag Studiosっぽい。 ドラムもLudwigだったり、ギターはテレキャスだったり。 ただ、ベースがガレージ・バンドにあまり使われていない(と思われる)ミュージック・マンというメーカ。(サウンド的にガレージっぽくないという訳ではないけど) ルックスはいかにも大学のサークルの延長という感じがにじみ出ている。 曲はほとんどギター・ヴォーカルの人が作っている。
お気に入りは、"I've Got My Eye On You"、"I Wanna Feel Fine"、"Bring Her Back"あたり。 "I've Got My Eye On You"は、合っているんだか合っていないんだか分からないルーズな男性ヴォーカルと女性コーラスのやりとりが面白い。 "I Wanna Feel Fine"は、手拍子が効いている。 これまたサビのツイン・ヴォーカルのユニゾン風な感じのサウンドが心地いい。 "Bring Her Back"はアルバムのラストを飾るにふさわしいノリの良いナンバー。 イントロのギター・リフがスピード感があって良い感じ。
全14曲約28分。