King Khan & (His) Shrines


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Three Hairs And You're Mine

インプレッション

Spaceshitsのメンバの新バンド。 Toe Rag Studiosの録音でプロデュースはBristolsのLiam Watson。 Voodoo Rhythm Records。 2001年。

曲調的には、なんと形容したものかロッキン・ソウル・ガレージと言った感じで、R&Bも入っている。 ノリノリのナンバーだけでなくメローなナンバーも多いが、比率にすると7:5くらいでノリノリの曲の方が多い。

ヴォーカルの人が、吠える事とうめく事の担当(Howls & Moans)と自負しちゃうくらいシャウトがきれい。 シャウトして声が枯れても高域が物凄くきれいに出ているという。 声質は黒っぽくはない。 サウンドに関係ないけれど、この人、素性がちょっと謎。 公式サイトだとインド人という事になっているが、german canadian guyという説もある。

バック・バンドは、サックス、トランペット、トロンボーンのブラス隊、さらにオルガン、ドラムとは別のパーカッションもいるという豪華な組み合わせ。 "King Of The Jungle"という曲の為だけと思われる、ターザン担当もいる。 レコーディングがToe Ragだけに、ギターとオルガンの音が素晴らしくよい。

お気に入りは、1曲目でタイトル曲の"Three Hairs And You're Mine"、"Saba Lou"や"King Of The Jungle"あたり。 やはりノリノリのナンバーばかり選んでしまった。 "Three Hairs And You're Mine"は、イントロの、ギターとドラム、オルガンとベース、トランペットと次々にパートが重なっていく感じが最高にシビれる。 ベースもうねっていて良い感じ。 圧巻は、「カモーン」っていうシャウト。 "Saba Lou"は、ギターのリフがおいしい。 "King Of The Jungle"は、ターザンの雄叫びとか聞けて面白い。

黒魔術のせいなのか、音に麻薬成分でも入っているのか、何度でも聴き直したい全12曲約37分。

アップデート


Mr. Supernatural

インプレッション

ソウルフル・R&B・バンドの3rd。 レーベルはメジャーのUniversal Musicの息のかかったHazelwood Musicというレーベルから。 2004年。

レーベルがVoodoo Rhythmからメジャー・レーベルになっている。(King Khanの性格が悪くてVoodoo Rhythmから出させてもらえなかったとの説もある) おかげでいくつかの曲には歌詞カードがついている。 しかしながら、収録スタジオがToe Rag Studiosではなくなってしまっている。 プロデューサの違いによる意向の変化か、ギター音が丸っきり前面に出ていない。 メインはソウルフルなヴォーカルとホーン・セクション。 オルガンの比重もわりと低くなった気がする。 具体的には、ベースとドラムの人が変わって、トロンボーンがなくなってサックスが2本になった。

曲調的には極端にノリノリな曲も極端にメローな曲も少ない印象。 アルバムとして評価するなら結構イケているけれど、単曲で評価するなら微妙かも。(というか、前作が「単曲が良い系のアルバム」だったということもあるのだが) ガレージというよりかはソウル寄りなのでその辺が聞ける人、推奨。(というかもはやガレージではないと思う)

ヴォーカルのパート名が変わっていてWeeps & Whines(嘆くことと泣き言を言うこと)になっている。 スタジオの変化により、ギター音がクリーンな感じになっていたりドラムもパスパスした感じになっていたりしている。 ドラムのパスパス感はホーン・セクションを引き立たせている。

お気に入りは、"Mr. Supernatural"とか"Stone Soup"とか"Train No.8"とか"Burnin' Inside"あたり。 "Mr. Supernatural"はイントロからオルガンがトバしている。 アルバム・タイトル曲ということもあってか、今アルバム内で一番力の入った曲。 間奏のコーラスとのやりとりがライブなんかではアツそう。 ドラムのロール具合もシビれること、必至。 "Stone Soup"はギターのカッティングとオルガンの「ファーファー」加減がいい感じ。 間奏のアジアン・テイスト溢れるホーンとか混沌とした雰囲気が面白い。 ドラムじゃなくてコンガを用いている。 "Train No.8"は、タイトルどおり電車の発進のようにイントロが徐々にテンポ・アップしていく感じが最高。 アウトロのベース・ラインの盛り上がりも聞き逃せない。 "Burnin' Inside"はサビのホーン・セクションがテンション高くてシビれる。

"Destroyer"は前作"Three Hairs And You're Mine"でいうところの、"Tell Me"みたいなポジションの曲。 シブいホーンが前にでた曲。 "I Don't Have To Tell You"は1曲だけ妙に浮いたR&Bナンバー。 初期Rolling Stonesとかを思わせる。

前作"Three Hairs And You're Mine"をまだ持っていないならそちらを先に聞いた方が良いかも。

全12曲約50分。

アップデート


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