
スウェーデンのマキシマム・R&B・ガレージ・バンド。 その1st。(多分) 何故かオーストラリアのレーベル。 2003年。
各メンバはSinners、Girls、Thee Expression、Colubridsなるバンドをやっていたらしいが、それらのメンバが集まってできたバンド。 サウンドは、イギリスのモッズ的なR&Bや60年代ガレージのR&Bも思わて、とにかくR&B。 レコード屋で1曲目を試聴した瞬間からベース・ラインのモッズっぽさにグッときた。 そんでもって、各パート演奏が上手。 ヴォーカルのガレージ声とシャウトとハーモニカ、ギターのカッティング、ベースのグルーブ感、ドラムのパワフルさ。 コーラス・ワークも演奏の一体感を盛り上げている。
ライナーノーツの写真によると、ギターがレスポール。 レスポールというと太いサウンドのイメージが強いので意外に思った。 ベースはEB。 サンクス・リストにはWhoのKeith Moonの名が挙がっている。
お気に入りは、"Dancing Little Thing"、"Cool Jerk"、"The Whippersnapper"、"I Don't Need No Doctor"あたり。 "Dancing Little Thing"は1曲目の曲でイントロの出だしのインパクトやベース・ラインやコーラスにヤられること、必至。 James Brownのカヴァー。 "Cool Jerk"はモロにR&Bナンバー。 メロディが潤沢で2分足らずの曲なのに何度聴いても格好いい。 このアルバムの中では1番目か2番目にお気に入り。 後半のドラムとヴォーカルだけになる部分のドラミングが実にクール。 Chants R&Bのカヴァーしていたヴァージョンの"Land Of 1000 Dances"あたりを髣髴した。 Capitolsのカヴァーっぽい。 "The Whippersnapper"はテンポの良いナンバー。 ギターのリフが単純ながら格好いい。 誰かのカヴァー。 詳細不明。 "I Don't Need No Doctor"は、イントロのドラムの感じと手拍子がズルいほどシビれる。 Ray Charlesのカヴァーで、Small Faces関連のバンドHumble Pieもカヴァーしているっぽい。
アルバム中の曲は全曲カヴァーみたい。 "What Kind Of Girl Are You"は、Everly Brothersのカヴァーっぽい。 "Out On The Floor"はDobie Grayのカヴァーっぽい。 "Baby, Don't You Do It"はMarvin Gayeのカヴァーで、WhoもSmall Facesもカヴァーしている。 "Got Love If You Want It"はSlim Harpoのカヴァー。 "The Memphis Train"はRufus Thomasのカヴァーっぽい。 "I Don't Need No Doctor"は"Mohair Sam"はDallas Frazierのカヴァーっぽい。 "Leaving Here"はEddie Hollandのカヴァー。
ジャケットの感じと音の感じから「60年代のバンド? いや、音質が良いから80年代のバンドか?」なぞと思っていたら、結成が2000年と知って驚いた。
こんなバンドにガンガン音源を出してもらいたい。