
カナダのレーベル、Estrusの放つハイエナジー・ガレージ・バンドの1st。 Tim Kerrのよるレコーディング。
2000年デビューという事でよく現代型ガレージ
とか書かれていて、Strokesと比較されている。 古臭いサウンドの方向性は似ているかもしれないが、Mooney
Suzukiの方が遥かに粗暴。(Strokesってサウンド的にナヨナヨしている印象)
キーボードが入っていたり、スイッチング・トレモロを決めまくったりでモッズっぽさがあったり、ロックンロールなベース・ラインが聞けたり、ブルース・ハープが聞こえたり、他ジャンル飲み込みまくり。 これぞガレージ。 何より、楽しそうに演奏している所がいい。
お気に入りは、"Make My Way"、"Make You Mine"、"Everything's Gone Wrong"、"Do It"あたり。 ギターのリフが格好よく、ドラムもパワフルで、グルーブ感が物凄い事になっている。
ライナー・ノーツでシタールを弾いている写真が気になる。 盤面の親指を立てた絵が、CDが回転する事により、上を向いたり下を向いたりというギミックになっている。

Estrusを離れ、Jim DiamondプロデュースでGammonレコードなるレーベルから出た2nd。
デトロイトでの録音という事で、ガレージ色が薄れていたらどうしようなどと思っていたのも束の間、期待通りのガレージ・サウンド。
ブルーズを基調としたロックンロールが大好きなので、ガッツンガッツン、キまくった。(これが彼等のジャンルの全てではないが) まとわりつくようなチョーキングとか最高。 前作でスイッチング・トレモロを多用していたので、今回は無いかと思いきや、これまた使ってくれていた。
ヴォーカルとベースとドラムの感じも前作のままで、何かと期待を裏切らないバンド。 上手い例えか分からないが、初期のJamのPaul Wellerを髣髴するヴォーカルの歌い方がかなり好み。(口が大きい?)
インスト曲が"It's Showtime Pt II"と"Electrocuted Blues"の2曲入っていて、オルガンとの絡みとかヤバイ位格好いい。 後者のリフとかシビれる事、必至。 何より演奏が楽しそう。
お気に入りは、"Electric Sweat"や"In A Young Man's Mind"や"Electrocuted Blues"あたり。 "Oh Sweet Susanna"はゆっくり目な曲だが、物凄いグルーブ感やら手拍子やらで退屈しない。 イントロで使われているアコギもハマっている。 "The Broken Heart"は長いので飛ばす事が多いが。
聞き終わる頃には、35分は短いと思う事必至な一枚。