Muck And The Mires


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All Mucked Up The Best Of

インプレッション

ボストンの、微妙にサーフの要素も入ったBeatlesっぽいビート・バンド。 2000年発売。

現在のアメリカにもこんなビート・バンドをやろうとしているバンドがいる事に驚いた。 "A Little Twist"で聞けるコーラスの「フ〜」という感じは正に、Beatlesのソレ。 50年代ロックンロールが分かっているバンドで、3分台の曲が1曲も無く、全ての曲が1,2分台。 フレーズもメロディアスで、キャッチーな感じなので、非常に聞きやすい。 全12曲約25分。

ちょっとだけ入ったサーフの要素も面白い。 ギターのトーンがクリーンでキラキラしている部分も、サーフっぽいと感じる要素だろう。 ギターはリッケンバッカー。 ドラムには、Ludwigを使っているっぽい。 "If I Knew Then [What I Know Now]"や"Caught In A LIe"のような幾つかの曲は、日本のGS(グループ・サウンズ)を髣髴させる。

公式サイトのバイオグラフィーによると、Ninesというバンドに、Ape Hangersというバンドから1人入って出来たバンドみたい。 全ての曲をEvan Shoreという人が書いている。 微妙に謎を秘めた感じ。 バイオグラフィーの中では、BeatlesとDave Clark Fiveが引き合いに出されている。

ジャケット裏にRECORDED IN TRUE STEREO. NO HEADPHONES PLEASEって書いてあって、ちゃんとしたステレオじゃないからヘッドフォンで聞いちゃダメらしい。(ヴォーカルとかセンターにあるべきものがやけに右によっている)

アップデート


Beginner's Muck

インプレッション

ボストンのビート・バンド。 その2nd。 2004年。

まったくもって前作の流れそのままのサウンド。 変わったことと言えば、やっとちゃんとしたステレオになったことくらい。 前作と同じ曲をセルフ・カヴァーしていて、空気感が良くなっている。 さらに言うと、曲のテンポもアップしていてよりノリノリになってる。 この小気味よさはパンクにも通じるものがある気がする。

相変わらず3分台の曲が1曲もなくて、全曲1,2分台。 1曲目の"I'm Down With That"こそゆっくりとしたテンポで始まるものの、あとは(ちょっと誇張も入っている表現だけど)ノンストップ・ツイスティングな感じ。 手拍子も多用されていていい感じ。 曲が短いのにちゃんとギター・ソロとか入るのも偉い、とか思う。 コーラスがうまくて、ヴォーカルとユニゾンになるところがヴォーカルにエフェクタをかけているのではないかと思ってしまうほど。

お気に入りは、"Last Time"とか"One Of These Days"とか"Next Door To Me"とか。 "Last Time"はギター・ソロのBeatlesの意識しっぷりが面白い。(機材からして触れるまでもないのかもしれないけど) "One Of These Days"は歌メロが格好よすぎ。 青春ってフレーズが頭をよぎる素晴らしいメロディ。 "Next Door To Me"もこれまた良いメロディの曲。 そして、イントロのギターと手拍子の組み合わせにシビれること、必至。

本作のライナー・ノーツを見るまで、ドラムが女性なことに気づいていなかった。

サーフの要素から夏に聴きたい一枚と言いたいところだけれども、微妙に漂わせる哀愁から夏の終わりあたりにハマると思われる一枚。

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