
アメリカはオレゴン州ポートランドのガレージ・R&B・パンク・バンドの1st。(多分) 2001年。
1曲目の"Never Tonight"で独特なヴォーカル・スタイルに圧倒された。 切れたシャウトで音程がぶっトんでる。 そんでもって、思い出したかのように音程を取っている。 このまま続いたらちょっと不安かも、とか思ったら2曲目以降は音程を取っているようで安心した。 Hivesあたりのヴォーカルを髣髴した。 誤解を承知で言うなら「"Barely Legal"の頃のHivesにR&Bをやらせた」感じ。 演奏の勢いとかも含めて。
メンバ紹介みたいなのが付いていないので、4人組って事しか分からないが、コーラスが多用されているのがいい感じ。 ヴォーカルとユニゾンしてみるあたりとか、最高。 ギターもドラムも決して派手ではないが、楽曲のセンスが良いのとヴォーカルが面白いのでかなり楽しめる。 全編テンション高め。 ギターの音色はやわらかい箱モノっぽい感じ。
お気に入りは、"Regina"や"Treat Your Papa Right!"あたり。 ベースのアタック音は弱めだけれど、良い感じにうねっている。 結構キャッチーかも。 テンション高すぎで聞いていると疲れてしまう。 アルバム・タイトル曲の"Nine Long Years"は、昔のアニメのエンディング曲みたいなロー・テンションなナンバーなのだけれど、ラスト前の良い休憩になる。 "Luke Jive"では反則的な手拍子が入る。 "Midnight To Six Man"はPretty Thingsのカヴァー。 捨て曲なし。
このアルバムのレーベルが、Mortville Recordsという新しいレーベルみたいなので2ndとか出るのか微妙に不安。 以前に、Pills名義でEstrus Recordsからシングルを出しているらしいけれども詳細不明。 ドラマーのBen SpencerがHunchesのメンバらしいけどこちらも詳細不明。
ぶち切れシャウト系ヴォーカル・フェチの方にオススメな一枚。
Pills名義でコンピレーションに参加していたり7インチ盤を出したりもしているらしい。