
60年代ガレージ・バンドの1stの再発盤。 アルバム・タイトル曲の"Gloria"はThemのカヴァー。 カヴァー曲をアルバム・タイトルにしてしまうセンスに脱帽。(この時代では普通の事かもしれないけど)
何はなくとも、この時代のサウンドが最高。 箱モノなギター(リッケンバッカー)に、イカすリバーブ、たまに聞けるファズ。 ドラムの音もドタバタしていて好み。 ヴォーカルの声が妙に高いのが気になる。
カヴァー曲のセンスがブルーズの影響受けまくり。 と言うか、収録曲のほとんどがカヴァー。 そして、反則的。 この選曲で格好よくない訳ない。 "I Got My Mojo Working"、"Boom Boom"、"Oh Year"や"You Can't Judge A Book (By The Cover)"などなど。 Chuck Berryの"Let It Rock"もカヴァーするあたりもベタだけれど格好いい。 ブルーズなハープもイカす。

60年代シカゴのガレージ・バンド。 1966年の地元シカゴでのライブ盤。 1992年にSundazed Musicから発表されたもの。
「Shadows Of Knightは1stアルバムの"Groria"だけ押さえておけばOKだろう」などと思っていたところ、レコード屋で「Shadows Of Knightは1stとライブ盤だな」という話を聞いて購入。 これを聞いてしまうと、スタジオ盤しか聞いていないのはひどくもったいないと思ってしまうくらい猛烈に格好いい。 1stだけ聞いて、「Sonicsはイケたのに、イマイチ自分にはShadows Of Knightは向いていないのかも」とか思って悲観してしまっている人がいたら、ぜひこのライブ盤を聞いてみてほしい。
まず、スタジオ盤に比べて曲のテンポが速く、テンションも2倍くらい高い。 そんでもって、ドラマーのモミアゲの長さがすえおきなら買うしかない。 1曲目の"I Got My Mojo Working"からトバしまくり。 ブリティッシュ・インベーションというよりかは、Pretty Things系R&Bの影響が色濃い。 R&Bをファズで弾きまくるギター・スタイルは60年代オーストラリアのガレージのChants R&Bにも近しさを感じる。 そして、間髪を入れずに始まるBo Diddleyの"Oh Yeah"。 ヴォーカルがシャウトしまくり、ドラムが連打しまくりの、闇雲にハイ・テンションなアウトロが面白い。
"Tomorrow's Gonna Be Another Day"ではベースがMCをさえぎって曲の始まりを急かす感じが面白い。 他の曲でもわりとベースが曲の始まりを急かしている。 "It Takes A Long Time Comin'"は誰のカヴァーかしらないけど、ギターのカッティングと動き回るベースがイカす。 続くChuck Berryの"Let It Rock"はテンポ50%アップなら何も考えずに踊らざるをえない。 "Everbody Needs Somebody to Love"は、Solomon Burkeというソウルな人のカヴァー。 Shadows Of Knightはブルー・アイド・ソウルとしても一部で再評価されているっぽい。 ラストには代表カヴァー曲"Gloria"が約6分におよぶスケールで待ち構える。
全13曲約43分。