
アイスランドのガレージ・ビート・バンド。 1965〜1968年くらいの音源をメインとしたベスト盤。 Big Beat Records。 2001年。
「アイスランドのBeatles」と呼ばれたこともあるとかないとかのキレイなコーラス・ワーク。 霧がかかったみたいに深いエコー。 そんでもって幾つかの代表曲で聞ける、ビリビリくるようなファズ・ギター。 メローなバラード曲では、アコースティック・ギターで哀愁を奏でる。 Thor's Hammerはファジーなサウンドな印象が強いが、このアルバムの半分近くはバラード。
ライナー・ノーツの写真を見ると、エピフォンのリボリと思われる箱モノ・ベースを指弾きで使っていたり、バーンズのギターとかギブソンのES-335っぽい箱モノ・ギターを使っていることが分かったり、Voxのアンプ・ヘッドも見えたり。
お気に入りは、"I Don't Care"、"The Big Beat Country Dance"あたり。 "I Don't Care"は、歌メロがAメロでは落ち着いた感じなのにBメロで急に盛り上がるのが格好いい、ドタバタしたドラムも面白い。 "The Big Beat Country Dance"は、アルバム内で一番明るいノリの良いナンバー。 キメを重視するドラム・スタイルはさながらHolliesを思わせる。 遊びまくっているファズ・ギターにもシビれる。
"Ertu Med"は"If You Knew"のアイスランド語版。 他にも幾つかの曲はアイスランド語で歌われている。 発音が複雑なせいなのか、愛を歌っているせいなのか、メロディの一部にそんな部分があるのか、どことなくフランスみたいな上品さを感じさせる。
全20曲約54分。