
50年代後半から60年代前半のデトロイトあたりのバンドThunder Rocks、Valiants、Low RocksをメインにSabre Recordsの音源をまとめたもの。(未発表音源もあり) Get Hip。 1998年。
とにかくロウなサックス、サックス、サックスのインストもの。 コンピレーション"Las Vegas Grind"のシリーズが好きなら要チェック。 全体的にジャキジャキしたギター音はLink Wrayあたりを髣髴とさせる。 全員お揃いの衣装で写っている写真はクールの一言。 特にThunder Rocksの白いジャケット、黒いシャツ、白いネクタイという格好はずば抜けて格好いい。
お気に入りは、Thunder Rocksの"Rampage"、"What's The Word"、"Johnny
Sax"、"Bugle Rock"、Valiantsの"Wild Party"あたり。 "Rampage"は、ロウなサックスがシビれるナンバー。
どことなくチェッカーズを思わせるフレーズもイカす。 "What's The Word"は、Thunder Rocksの代表曲っぽい。
What's the word? Thunderbird!
というヴォーカルとコーラスのやりとりが面白い。 Raunch Handsもカヴァーしている。
ただ、カット・アウトで終わるのがもの足りない。 そのもの足りなさを埋めるのが続く"Johnny Sax"というナンバー。 サックスをメインにおきつつも、曲の真ん中くらいから手拍子が乗っかってくるというズルいほど格好いい曲。
"Bugle Rock"はドライヴィンなギター音がイカす。 リードをギターとサックスが取り合うのが面白い。 "Wild Party"は、フラットみたいな陽気なナンバー。
オルガンも冴えわたる。
Thunder Rocksの"Hollywood Twist"は数少ないヴォーカル入りの曲で、Rivierasを髣髴させるオルガンをメインにおいたサーフなナンバー。 "The Wabash Dixie Doodle"はタイトルからして「アルプス一万尺」なナンバー。 アルバムの後半は未発表音源が並ぶ。
全27曲約60分。(ほとんどの曲が2分台)