伊豆の海はロマンティック・松崎〜沼津
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| 下田港にて |
「では最後は船に乗って、沼津まで伊豆半島の西岸を半周してみるか。」
「え〜?また船なのぉ。ボクもう船は嫌だなぁ。」
「今度の船は高速船なので、揺れる心配は御無用であーる。」
「そうだったんだー!じゃあ船から伊豆の綺麗な海がいっぱい見られるね!」
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| お見送り |
「わー!港にたくさんの人が見送りに来てくれてるよ!」
「夏の海に舞う、白いリボンが華やかであるな。」
「まるで豪華客船の出航みたいだね!」
「うむ。では我輩たちは、暫し夏の海と戯れるとするか。」
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| 石廊崎港、やっと到着 |
「海だー!海だー!」
「高速船から眺める海というのも、中々乙なものではあるな。」
「うん!ちなみにあそこに浮かんでいる島は何なのかな?」
「三四郎島といってな、干潮時には陸地と繋がる珍しい島であーる。」
「ふーん。他にも変わった形の奇岩とか、あと洞窟もたくさんあるね!」
「ここ堂ヶ島は伊豆半島西岸一の景勝地であるからな。」
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| 岬の白い灯台 |
「それにしても、ほんと速い船だねー!」
「うむ。デッキに立つと潮風が涼しく感じられるな。」
「果てしない大海原に、迸る潮騒。でも、ほんと海って大きいね。」
「たまには船旅ってのも、結構乙であーる。」
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| 大瀬岬 |
「あ!遠くに白い灯台が建ってるよ!」
「ここは大瀬岬といってな、駿河湾に突き出た半島であーる。」
「ふーん。そこには何か面白いものはあるの?」
「大瀬神社という、海の神こと引田力男命が奉られている由緒正しい神社が建っているのであーる。」
「漁師さんたちの守り神だね。」
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| 沼津港到着であーる |
「沼津の漁港が見えてきたね。」
「バスならたっぷり2時間半は掛かる道中をたったの90分とは、流石は高速船であるな。」
「しかもほとんど揺れなかったし、海から見る伊豆半島はとっても綺麗だったね。」
「路線バスから見る夏の海とは、また違った趣があるということか。」
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| 最後の航海 |
「やっと陸地に到着っと。あれ?なんだか港でパーティーをしているよ?」
「実はこの沼津と松崎を結ぶ西伊豆航路は乗客減の影響を受け、今日で廃止されることになっておったのだ。」
「えーっ!?じゃあボクらが最後のお客さんってことなの?!」
「ま、そういうことであーる。」
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| さよなら、こばるとあろー |
「船が回送されていくね......」
「うむ、もう二度と伊豆の海を走ることはないのであろうな。」
「なんだか寂しいな。」
「しかし新しい道路が開通して交通の便も良くなったことだし、いずれは廃止される運命にあったのであろう。」
「そうだね、むしろ今日までご苦労様ってねぎらってあげたいね。」
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| 沼津駅 |
「では、せっかく沼津まで来たことだし、何か美味しいものでも食べていくか?」
「わーい!ボク名物の魚料理が食べたいなー!」
「今日はまったくもって、海の幸に恵まれた一日であったな。」
「うん!夏の終わりの小旅行。とっても楽しかったよ!」
「うむ。では参るとするか......。」

最終便の乗船券