2003.5.18

童謡詩人、金子みすゞの故郷を訪ねて

金子みすゞ『大漁』
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| 金子みすゞ(1903-1930) |
1903年(明治36年)4月11日、山口県大津郡仙崎村(現・長門市)生まれ。本名、金子テル。幼少の頃から詩作の才能に優れ、20歳のときに下関へ出て義父が経営する書店・上山文英堂で働きつつ本格的に創作をはじめる。以降「金子みすゞ」のペンネームで雑誌に投稿を始め、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」とまで称賛される。しかし私生活では不幸が重なり、1930年(昭和5年)3月10日。26歳の若さで自殺する。
彼女の死後その作品の多くは散逸したが、最近になって童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により遺稿集が出版された。
空に思いをはせた薄幸の少女詩人の優しさが今、100年の時を経て蘇ろうとしている。
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| みすゞ号でいざ出発ぅ! |
「メデスぅ、今度の旅はどこなの?」
「山口県仙崎。今年生誕100年を迎える童謡詩人「金子みすゞ」の故郷である。」
「『わたしと小鳥とすずと』の詩の人だね!ボクも知ってるよ!」
「うむ。その詩は平成8年から全国の小学校の国語教科書に載るようになったからな。お嬢も当然知っとるはずか。」
「だから〜、ボクは子供じゃないってばぁ!」
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| JR山陰本線・仙崎駅 |
「仙崎駅到着であーる。」
「あれ?駅員さんがいないや。常磐駅にも劣るとも劣らない小さな駅だね。」
「一日6往復しか汽車が来ない、典型的な赤字ローカル線の無人駅であるな。」
「まるで某大作ぎゃるげーに出てきそうな駅だね。はい、メデスにお米券進呈!」
「お嬢......あまりライバルを褒めるでない。」
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| みすゞ通り案内図 |
「ふーん。ここがみすゞさんの故郷の町かぁ。」
「彼女の生誕100年祭で駅前通りが整備されておるな。では二人でゆっくり、このみすゞ通りとやらを歩いてみるか。」
「うん!」
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| 一つ一つ、手作りです。 |
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
「みすゞさんの詩が玄関に飾ってるね。あ、ここにも、あそこにも!」
「これは通りに住む人々が、各自彼女の好きな詩を書いて家の前に飾っておるのだ。」
「これってすごくいいことだよね。」
「彼女と彼女の詩は、ここの住民たちにとっていつまでも誇りであるのだろうな。」
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| 臨時出張所(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル |
「なんか人が多いね。」
「今日は休日だし、生誕100年祭の真っ只中だけあって県内外から沢山の観光客が来ておるのだろう。」
「わ!メデスぅ!郵便局の前に臨時出張所が出ているよ!」
「嫌な光景だな。」
「可哀想だから、切手を買ってあげようよ。」
「そうであるな。巡り巡ってヤツの給料になるわけだ。安月給の足しにはなるだろう。」
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| 開館したばかりの新しい建物です |
「金子文英堂って、確かみすゞさんの生家だね。」
「これは金子みすゞ記念館だな。ちなみに今年の生誕100年祭にあわせて作られたばかりの新しい記念館であーる。」
「へえ、どんなものが飾ってあるの?」
「彼女の生家を模した建物に、遺稿集や彼女の詩が掲載された雑誌なども展示されておる。」
「面白そうだね!ボクたちも入ってみようよ!」
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| 展示品に手を触れないで下さい |
「これがみすゞさんの実家なんだね。」
「書店だけあって、入荷したばかりの雑誌が並べられておるな。」
「なるほど〜。本屋さんで育ったから、子供の頃から詩に興味を持ちはじめたってことなんだね。」
「うむ。あとここ仙崎の豊かな自然と、港町の風習。その他あらゆる環境が彼女の才能を育んだというわけだな。」
「メデスぅ〜!とか言いながらディスプレイと同化しないでよぉ〜!」