2003.5.24

長崎〜東京18時間43分

「♪サクラサクミライコイユメ〜であーる。」 


長崎16時50分→鳥栖19時04分

長崎駅4番線ホーム、東京行き寝台特急「さくら」入線

長崎駅にて、さくらエクスプレスであーる。

 「さーてさて、ボクらの旅のはじまりはじまり!最初の目的地は何処なのかな?」
 「寝台特急「さくら」で行く、我輩とお嬢の東京物語であーる。」
 「わー!これってブルートレインって言うんだよね!」
 「さよう。「さくら」は「富士」と並んで、昭和4年に我が国初の愛称付き急行列車として登場したという由緒正しき列車であーる。」
 「渥美清主演『喜劇・急行列車』のモデルにもなった汽車だよね。」
 「お、お嬢......古いな......。」

まもなく出発〜であーる。

 「では早速、汽車に乗ってみるとするか。」
 「そうだね!ところでボクらの席は何号車かな?」
 「9号車7番、下段であーる。」
 「そういえば「さくら」って確か個室寝台が付いてるんだよね。ボクらの席もそうなの?」
 「残念ながら、一番安いフツーのB寝台であーる。」
 「しょんぼり......。」

長崎16時50分発

東京物語のはじまりはじまりであーる。

 「わ、汽車が発車するよー!」
 「いよいよ東京へ向けて出発であーる。」
 「ちなみにメデスぅ?東京までどれくらいかかるの?」
 「1350Km、18時間と43分であーる。」
 「るふぅ〜、そんなにかかるの!」
 「なんといっても、定期列車では日本最長距離を走る汽車であるからのお。」

諫早17時11分着・17時12分発

海を見ながら、であーる。

 「メデス!海が見えるよ!海!」
 「これがかの有名な諫早湾であーる。」
 「確か、昔水門工事でムツゴロウがどうだかとかで話題になった海だよね。」
 「ふむ、お嬢は物知りであるな。」
 「えっへん!」
 「でもって、海の向こうで噴煙を上げる山は普賢岳であーる。」

肥前鹿島18時06分着・18時06分発

お見送りであーる。

 「ふわぁー、あと東京までどれくらいなのぉ?」
 「お嬢、まだ1時間ちょっとしか経ってないぞ。」
 「ボクなんだかお腹がすいてきたよ、食堂車とか無いの?」
 「残念ながら、食堂車はおろか、車内販売も無いぞ。」
 「あ、あんですと......。」
 「東海道の花形特急も今や昔。新幹線や航空機に押されて、今やB寝台5両編成でとぼとぼ走る没落急行であーる。」
 「諸行無常だね......。」

肥前山口18時24分着・18時25分発

今日の乗客は50人程のようであーる。

 「恐れ入ります。乗車券、特急券を拝見いたします。」
 「はい、ボクとアルキメデスの分!」
 「子供1枚ね。それとぬいぐるみは切符は要らないよ。」
 「我輩はぬいぐるみではなーい!」
 「そうだよ!それにボクは大人だよ。」
 「え?それでは大人2枚で、い、いいんですか......?」
 「お嬢は小児料金でもバレないのであーる!」
 「メデス!あまり言うと祖父倫からマークされちゃうよ!」
 「それも大人の事情であーる。るふぅ〜。」
 

佐賀18時37分着・18時38分発

まほろばの里、佐賀であーる。

 「佐賀駅到着であーる。」
 「ちなみにあの白い汽車はなんなの?」
 「885系特急「かもめ」、JR九州自慢の長崎本線の花形列車であーる。」
 「ちなみに、佐賀県といえば「は●わ」の故郷だね。」
 「お嬢!その話題はここでは禁句であーる!」

中原駅にて追い越されであーる!

 「あれ?なんで汽車が止まったのに扉が開かないの?」
 「うむ。これは運転停車といってな、時間調整で駅に止まるだけなのであーる。」
 「何でこんな小さな駅に止まるのかな?」
 「特急列車の追い抜かれるためであーる。」
 「えーっ!なんでボクたち追い抜かれちゃうの?」
 「「さくら」は客車列車で速度が出せぬからな。長崎駅を我輩たちより40分遅れて発車する博多行き「かもめ38号」に、ここで先を譲るのだ。」
 「はぁーっ。没落急行はみじめだねー......。」

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