更新:2006/1/10

ボディーコーティング

新車で購入以来、今年で7年を迎えますが、ご覧の通りピカピカです!


 車をお持ちの皆さんは、何時までも新車時の輝きを保ちたいと言った願望が少なからずあると思います。
 特に、車好きの方はその思いも強いのではないでしょうか?私もその内の一人です。
 そんなことを反映してか大型カー用品店には洗車グッズの売り場を広く取り、シャンプー〜WAX・コーティング剤と無数の商品が並んでいたり、街中にはコーティング屋と称するお店が沢山あるのだと思います。

 車に乗るようになってから7年程度はWAXを愛用していました。手間は掛かりますが、WAXを施工した時の艶や雨が降った際に出来るコロコロとした水玉に感動しました。

 FDを購入して初めてコーティングと言うものを施工しました。ディーラーで3年保証を謳ったラルグコーティングと言うものを施工した所、シャンプー洗車のみで綺麗な状態を保てることを体験してからコーティングも良いかも?と考えが変わってきました。コーティングを初めて施工して感じたのは、WAX掛けの手間から開放され、ボディー表面の傷の発生が最小に防げる事でした。

 ラルグコーティングを施工してから3年が経過した頃、再施工をするか新たなコーティングを探すか考えだしました。
 世の中には施工金額に比例して5年保証・10年保証や新車以上の輝きを謳ったコーティング屋さんが存在しており、本当に10年なんて持つのかな?新車以上の輝き?と疑問に感じて居た時でもあります。

 コーティングを施工している業者のホームページには「新車以上の輝き」、「鏡面研磨」、「○年保証」の最低1つは必ずと言って良いほど謳っていないでしょうか?
 コーティングに関して色々な情報集めをしていると、唯一、新車(塗装工程から上がった状態)以上はありません!と謳っているコーティング業者がありました。
 言われて見れば、確かにそうですよね?後施工のコーティング剤が、自動車メーカーで高温焼付けを行った塗装よりも耐久性で勝っている筈はないですよね?
 本当に新車の輝きを10年程度、通常メンテナンスで簡単に保つコーティング剤があれば自動車メーカーが既に採用しても良いと個人的には思います。大衆車にはコスト的に無理だとしても600万強の各メーカーのフラッグシップ車や1000万円オーバーの輸入車に標準採用またはオプションで10〜万円程度のアップになってもユーザーは文句を言わないのではないでしょうか?本当にそれだけの効果があるのであれば・・・・

 大分前置きが長くなりましが、私が施工したコーティングを紹介したいと思います。  詳しい内容はPCSのホームページを参照して下さい。
 PCS施工はアライズさんで行いました。

 世の中には様々なコーティング業者が存在します。
 私が選択したのはその中の一つであり、必ずしも最良のものではないと思います。各自の判断で自分が納得できるコーティング施工業者を見つけて下さい。その際の参考になれば幸いです。
(PCSさんスイマセン・・・私的にはコンセプト・効果・技術・コストから言って最良だと思っています)


2003年10月11日 Protect coat System プロ施工 39,162Km
1.洗車
 まずは洗車です。柔らかい生地のクロスでボディーを軽く撫でる程度の力で全体を洗います。
 私も日頃のセブン・デミオの洗車時に本クロスを愛用しており、洗車傷が付かなくなりました。このクロスは非常に柔らかい生地で作られており、洗車・拭き取り・コーティングメンテナンスと色々と使え耐久性もある優れたクロスです。

PCS技法に欠かせないクロスで優しく撫でる様にボディー全体を洗って行きます。 ホイールも丹念に洗います! ご覧の通り、サーキット走行で固着したブレーキダストも綺麗に無くなりました!

2.拭き取り
 洗車後は室内に車を移動し、ブロー機を使って水分を飛ばします。
 場合に拠ってはクロスでの拭き取りも行いますが、基本的にはエアーで水分を飛ばし極力拭き取り傷を抑えます。

ゴムモール等に入り込んだ水分も細いノズルのガンを使って吹き飛ばします。気づきましたか?ホースがボディーに接して傷が付かないように身体を使ってエアーホースをボディーから遠ざけて作業をしています。 ドア部に入り込んだ水分を飛ばしています。 細かい部分の拭き取りも手を抜きません。

3.下地作り
 PCSで開発された液剤および専用の道具を使って下地を整えます。
 どんなに良いコーティング剤でも下地がシッカリ出来ていないと本来の性能は出ません。施工時間の中で下地作りに一番時間が掛かると同時に施工者間の腕や技法で仕上がりに差がでる工程と言えます。
 PCSのホームページに目を通して頂ければ解かりますが、塗装を極力削らない方向で塗装面を整えて行きます。
 塗装表面を気前良く削ってしまえば簡単に浅い傷は落とせますが、長い目で見ると塗装も薄くなり、何れこれ以上削れない厚みになってしまします。
 短い期間で車を乗り換える方には関係ないかも知れませんが、同じ車を長く乗ろうとかビンテージカーに乗っている方にはお勧めできません。PCS技法は削るのではなく表面の傷を目立たないように整えると言ったコンセプトであり、非常に好感が持てます。

@ボンネットの写真は、右が肌調整前、左が肌調整後となります。この段階ではまだコーティング剤は施工されていませんが、十分な輝きと深みが出ています。下地がシッカリ出来ていればこれだけ塗装面は輝くことが写真から解かります。
 肌調整前は天井のライトがボヤケ、白っぽいです。
 この後施工されるコーティング剤は、この輝きと深みを守るための物であり、一番の基本は下地作りであることがご理解できるかと思います。

A肌調整前のフロントフェンダーの写真です。
 自然光や蛍光灯では見えない傷もPCSで使用しているライトだとハッキリと認識する事が出来ます。(ウインカー付近に浅い傷があるのが解かります)
 皆さんがコーティングを検討する際は、施工業者が使用しているライトに注目することで、腕(どこまで拘りを持ち仕上げるか)の目安にもなります。
 街の施工業者の中には自然光では解からない程度しか仕上げない(仕上げられない)業者も存在します。

B肌調整後のフロントフェンダーの写真です。
 Aで見えていた傷が消えており、塗装面の輝き・深みが増しているのが解かります。
 また、下地作りの段階で外せる物は全て外して作業を行っています。写真ではウインカーがありませんね!

比較のため、あえてボンネット半分ずつに分けて下地処理を行って貰いました。 ウインカー付近に浅い傷が見えますね! 先ほどあった浅い傷が見えなくなっていますね!

4.コーティング剤施工
 いよいよコーティング剤を施工します。
 PCSで開発されたコーティング剤には大きく分けるとガラス系と樹脂系がありますが、塗装の種類(自動車メーカや車種グレードで異なる)や色等でそれぞれお勧めがあります。
 私の場合は、樹脂系のコーティング剤を使用しています。希望があればガラス系も施工可能です。
 PCS独自の技法(特許申請)でコーティング剤を施工し、赤外線中波乾燥機(写真後ろに見える白い機材)を用いて焼付け乾燥を行います。

素晴らしい輝きです! 天井のライトがボヤケル事なくシャープに映っているのが解かります! 樹脂部も新品の様な輝きです!この写真は施工1年後のプロメンテナンス時のものです!


メンテナンス
 PCSは何年保証を謳ったコーティングではありません。
 下地処理を行い塗装本来の輝きや艶を出した上にPCSコーティング剤で塗装を保護しています。そのため、紫外線等により劣化した表面のコーティング層を削り、新しいコーティング剤(ポリマー)を補充することで本来の塗装を保護していこうと言った概念です。
(有限な塗装本体を劣化させる代わりに交換可能な表面のコーティング層を劣化⇒新規補充することで輝きを維持していくと言った考えです。)
 コーティング剤を削る⇒補充することで塗装本来を削らずに長い間、輝きを維持できる訳です。
 そのため、定期的なメンテナンス(ポリマー補充)が必要となってきます。


1.プロメンテナンス
 定期的なプロメンテナンスを実施することで、この輝きが低価格で長期間維持する事が可能となります。
 以下の写真は、PCS施工後1年が経過したプロメンテ時のものです。
 PCSアライズ 石崎さま 何時もピカピカにして頂き感謝しております。

 メンテ期間とその時の塗装面状態で施工金額は変わりますが、3ヶ月程度を目安としてコーティング施工金額の10%でプロメンテが施工可能です。FDの場合、\4,200円(税別)です。
 メンテ内容は下記の内容で凡そ2時間程度の施工時間となります。
 これでピカピカの状態が日頃の洗車のみで保つことが可能です。
@洗車⇒A劣化したコーティング剤の除去および新規補充B内装清掃Cタイヤワックス

ボンネットのクリーニングと補充を行っています。 サイドも同様に! 2時間後には輝きが一層増して完成です!

2.通常メンテナンス(HRC洗車:1度/月)
 一般的には1度/3ヶ月のプロメンテナンスだけでも十分ですが、日頃の洗車+αの時間でより輝きを維持することができます。PCSを愛用している方の間では有名なメンテ手法であるHRC洗車を月1程度のペースで行っております。
 詳しくはPCSのホームページを参照下さい。