更新:2005/5/4

吸排気系

 ロータリーエンジンは、吸排気系を交換すると簡単にパワーが出てしまいます。
現在、FDノーマルタービンのブーストアップ車両の中には、400PSオーバの車も存在します。
 この様な車両は、吸排気系を一通り抜けの良い物に交換し、シッカリとCPUセッティングがされた車両です。
当然、冷却系・点火系も強化されている事は言うまでも有りません。
 逆に言うと、それだけ簡単にパワーが出ると言うことは、マフラー交換1つにしても慎重になるべきだと思います。
 他車では、マフラー交換のみなら「純正CPUのままでOK!」と良く言われますが、FDに限って言えば、マフラー以外ノーマルでも、抜けの良い物を装着した場合にはブーストカット(燃料カット)が入る事があります。
 特に4型はノーマルでも燃調が薄く、エアクリーナやマフラー単体の交換でも燃調がかなり薄くなり、走行条件によってはエンジンブローの可能性が高くなります。
 その為、吸排気系交換の際には、周りのロータリーに詳しい友人達やお世話になっているショップの方々に相談した方が良いです。
 個人的には、吸排気系交換の場合、エンジンを壊さない為に現車セッティングをする事をお勧めします。
 補足ですが、ロータリー車はマフラー交換によって爆音車になる物が多いです。
 マフラーは、一般的にタイコ部が大きいものが比較的静かです。
また、マツダスピード等のマフラーは、純正マフラーと同じくタイコ部が隔壁であり、ロータリー車の中では非常に静かなマフラーです。
 ここでは、私が交換したマフラーやエアクリーナ等を紹介します。


・4月3日 マフラー交換 Night Sport FD800Ti 40,822km
端部の曲げ・溶接も綺麗で丁寧な作りのマフラーですね!  4年間使用したR-magicスーパーサイレントマフラーをナイトスポーツのチタンマフラーに交換しました。
 スーパーサイレントマフラーは他のFD用マフラーに比べアイドリングも静かで音質も比較的乾いており、パワー感も申し分無しと非常にお気に入りでした。
 歳のせいか?ここ数年、高回転まで回した時の音量がもう少し小さい方が良いなぁ〜と思っていました。
 もともと静かな部類のマフラーでしたので、@アイドリング・高回転時の音量が小さいA抜けが良いBデザイン(個人的に砲弾タイプはNG)を満足するマフラーが無かったのが現状であり、マフラー交換を諦めていました。(昨年はノーマルマフラーでサーキットオフシーズンを過ごしました(笑))

 昨今は、社会的に音量規制が厳しくなり、どのショップ・メーカーからも音量を考慮した製品作りがされるようになりました。4年前には音量を考慮した製品作りは殆どされておらず、パワー重視の製品ばかりで今で言う爆音マフラーばかりだったと記憶しています。また、触媒ストレートを進めるショップも多く、街には触媒の付いていないチューニングカーが大挙していた様に思えます。
 当時から個人的に煩いマフラーは・・・と思っており、自分のスタンスに合うマフラーは無いかな?と辿り着いたマフラーがスーパーサイレントマフラーでした。
 4年前、チタンマフラーの販売は殆どなく、有っても技術的な問題&コスト面からチタンパイプを輪切りにし、それらを溶接する事で曲げ部分を製作した物でお世辞にも綺麗な製品とは言えませんでした。最近はコスト・加工技術の向上から、綺麗な溶接・曲げ加工の製品が現実的な値段で販売され始めています。(それでも10万〜は高いですが)

 と、前置きが大分長くなりましたが、今回マフラーを探すに当り重視したポイントを列挙します。

 (1)アイドリング時の音が静か
 ここ数年、各メーカーHPのデーターやサーキット等で実際に装着されている方のマフラーをチェックしていました。
6種類ほど候補がありましたが、ここでは割愛させて頂きます。

 (2)ストレート構造で抜けの良い物
 今回のマフラー候補として音量重視でパワー感は多少譲る事にしました。

 (3)丁寧な作り(見た目が綺麗である)

 (4)値段
 これは非常に重要ですが、今回のマフラー選びからは外す事にしました。
 自分の性格上、気に入った物は長く使うので多少高くても良しとしました。

 以上とチタンマフラーが良いかな?と言うことから最終候補が2つに絞れましたが、一方のチタンマフラーは私のイメージしている音量より大きい(&低い音質)からナイトスポーツFD800Tiを購入しました。

 購入と装着は何時もお世話になっているスピードコネクションさんでお願いしました。
 今まではマフラー交換を自分で行っていましたが、そこまでの気力が無くなっており、全てお願いしました(笑)
 マフラー交換をするにあたり、触媒・マフラーハンガーの全てを新品に換えました。

非常に軽く片手で持てる程度です。ちなみに写真はスピードコネクション ショウタロウさんです! 太鼓部端部の曲げ加工も非常に綺麗に出来ています!マフラーハンガーもチタン製で太鼓に溶接されています。 フランジ部は振動による割れを考慮しステンレスタイプとなっています!

触媒側も含め、全てのゴムハンガーを新品に交換しました! テール部にもカールが付いており綺麗な作りです! テール部には焼き入れがされており、青色となっています。

 インプレッション(スーパーサイレントマフラーとの比較となります)
(1)アイドリング時の音
 静かになりました。音量的には若干下がった程度かも知れませんが、音質的に落ち着いており(乾いた音から多少低音気味となりました)静かに聞こえます。
 常識的な時間帯のアイドリングであれば、ご近所からクレームが出ることはまず無いと思います。FDを所有して以来6年間クレームはありませんが、これで更に安心できます。

<参考>メーカでの音量測定(GF-FD3S Y型280PS)
純正:アイドル騒音70db・近接騒音86db FD800Ti:アイドル騒音76db・近接騒音90db
 私が所有するGF-FD3Sの保安基準は近接騒音で96dbとなります。

(2)回した時の音
 高回転時の音は確実に静かで纏まった音(スーパーサイレントマフラーは弾ける様な高音質)となり、非常に満足しています。
@負圧領域での巡航(街乗りや高速道路の巡航等を想定しています)
 窓を閉めた状態であればマフラー音は殆ど気になりません(意識しないと聞こえないと言うか何も感じません)
 窓を開けた状態であれば心地よいロータリーサウンドが聞こえてきます。車内への篭り音は有りません。
A正圧領域での加速・巡航(加速時や登り坂、サーキット走行を想定しています)
 負圧時には聞こえなかった(目立たなかった)ロータリーサウンドが心地良いレベルで聞こえて来ます。窓を開けて走ると更に気持ち良いサウンドを聞くことが出来ます。

(3)パワー感
 低速域のトルクが上がり街乗りが楽になりました。
 高回転時でも綺麗に拭け上がりパワー感も申し分ありません
@低回転時
 上記にも書きましたが、低速域でのトルクアップが大きく運転がし易くなりました。今までに比べ巡航時は1速上のギヤで走っています。マフラー交換後は60km/hを5速で走っていますので燃費も良くなりました(笑)
 回転数にすると1500rpm程度だった様に記憶しています。
A高回転時
 マフラー交換後、2度のサーキット走行を行ったのでその時の感想となります。
 低回転域でのトルクがアップしている事からセカンダリータービンへの繋がりが良くなったように感じます。  低速からトルクアップを感じたので高回転時の抜けは以前に比べ劣っているかな?と思いましたが、体感的にはパワーダウン(抜けの悪さ)は感じませんでした。(サーキットでのトップスピードを見ても変化は有りませんでした。)

サーキット走行後のマフラーです。熱が入る事で青色に焼けて来ました。 左の写真はエビスサーキット走行後のマフラーです。雨水でマフラーが汚れていますが、新品時は焼けて居ない箇所も熱が入る事で青色に変化してきました。。触媒〜太鼓までのパイプ部はよりテール部に近い綺麗な青色に焼けています。
 数回サーキットを走るとより綺麗な青色に変化するのではないでしょうか。

 総合的に判断してマフラー交換は大正解でした。マフラー交換後はトルクが上がり乗り易い&ブーストを掛けた時でも音が静か(纏まっている)なのでFDに乗る機会が一時的に増えました。マフラー交換後の1ヶ月で1,200km程度走りました。私の使用状況から言うと通常の4ヶ月分になります(笑)
 他のマフラーに比べ値が張るのが痛いです・・・

(上記インプレはスーパーサイレントマフラーで現車セッティングを行った状態で今回マフラー交換を行いました。FD800Tiで再現車セッティングを行うとまた違ったインプレになるかも知れません。)



・R-magic スーパーサイレントマフラー 2001年1月20日 15151km 
R-magicスーパーサイレントマフラー  今までのマフラーは、アイドリングから静かでロータリーらしい音がするマフラーを選んでいましたが、今回は、吸排気系を大幅に変更しP-FCにて現車合わせを行う事が前提であった為、抜けが良く・比較的静かであることに重点をおいています。
 幾つか候補がありましたが、現車セッティングをして貰うR-magicさんで実際にマフラーの音を聞いていていたので迷わずこれにしました。
マフラーの仕様は
・絞り一切なしのストレート構造80φ
・テールは114φ
・メインパイプ:スチール製
・サイレンサー以後:ステンレス製
 出来れば、全てステンレス製ならVeryGoodなのですが.....


インプレッション
 P-FCにて現車合わせを行う際に一緒に導入した物なので、マフラー単体での効果なのかは解かりませんが、某友人FDでは、某社のマフラーにて現車セッティングを行い、このマフラーに交換後、現車セッティング取り直しによって40ps程パワーが上がっているので、パワー面での性能は非常に優れているのかも知れません。
 音に関しては、下で紹介したNightSportsのMetalitも同時交換しているので、マフラー交換による違いだけではないでしょうが、私が感じた事を書きます。
 アイドリング時はノーマルより若干大きい程度で、昼間のアイドリングであれば全く周りの目を気にする必要は無いかと思います。しかし、私の場合は住宅街に車を止めているので、夜中に車を出す時にはかけ逃げです.....
 毎週セブン仲間と集まっている○黒PAでは、アイドリング時、エンジンが掛かっているのか解かりません。
 これは、私が静かなのか、周りがうるさいのかわご想像にお任せします(笑)
 走行時の音ですが、アクセルを踏んで行けば回転数の上昇に伴いマフラーの音量も大きくなっていきます。
 音質は、FD用マフラーの中では甲高い音に分離されるかと思います。
 踏み込んだ時の音は、うるさすぎず乾いた音の為、非常に満足です。
 また、マフラー交換車に良くある2000回転〜3000回転時のアクセルオフ時の嫌な車内へのこもり音も無く、本当に満足しています。
 爆音好きの方にはお勧め致しませんが、アイドリング時静かで、踏むとそこそこの音量の乾いた音が出るマフラーをお探しの方でしたら、このマフラーをお勧め致します。
 但し、抜けが良いのでCPUと同じセッティングをしないとエンジンを壊す可能性があります。


・NightSports メタリットキャタライザー 2001年1月20日 15151km 
ナイトスポーツメタリットキャタライザー(写真はプロ仕様です)  純正触媒は、サーキット走行等、高負荷の続く走行を続けると触媒部分(セラミック製)が割れてフンズマリ状態となり、ブーストが掛からなくなると言ったトラブルが起こります。
 P-FCの現車合わせに伴い、触媒もNightSportsのメタリットキャタライザーに交換しました。これにより、サーキット走行での触媒トラブルを避ける事が出来ます。
 パワーおよびレスポンスを追求するのであれば、触媒ストレートには到底敵わないですが、メインで街中を走る車で有る為、私は触媒ストレートにはしませんでした。(ストレート触媒は公道では使用出来ません)
 しかし、ノーマル触媒に比べれば、レスポンス・パワーの面でも当然優れています。
 NightSportsさんでは、この触媒を発売するに当り、指定の機関にて排ガス検査を行い合格証明書を発行しています。その為、車検時にはこの証明書を見せれば問題無く車検に合格します。

内部構造 仕様
・パイプ部:オールステンレス製80φ・触媒部前後に絞りあり
・触媒部:左側のようになっています。

インプレッション
 P-FCにて現車合わせを行う際に一緒に導入した物なので、メタリットキャタライザー単体での効果かは解かりませ。  R-magicさんに行く前に自分で装着したので、アイドリング時からブーストを掛けないハーフアクセル時の音とレスポンスのみのインプレッションになります。
 レスポンスは、触媒交換前と比べ、ハーフアクセル時のレスポンスが若干よくなりました。
 音に関しては、アイドリング時、純正触媒に比べほんのチョット乾いた音になったかなぁ?と言った程度です。車内では、ノーマルマフラーのため、純正触媒とメタリット触媒の音の違いは解かりませんでした。
<追記>(2004/3/9)
 装着後凡そ3年間・22000km・36回のサーキット走行を行っていますが、触媒部の破損・排気ガス浄化性能に問題はありませんので耐久性も素晴らしいと思います。


・NightSports Air Groove 2000年12月29日 14801km 


エアグルーブ装着写真  FDの場合、剥き出しエアクリーナにすると丁度エアクリーナの下にファンユニットが有る為、下からの熱風をもろに吸うのと同じにエンジンルームの熱風を吸ってしまいます。
 その為、剥き出しエアクリーナにした場合、各個人でアルミ板等を用いて遮熱版を製作したりフロントバンパーからアルミパイプ等を用いてフレッシュエアーをエアクリーナに導いたりしています。
 この作業を怠るとエンジンが熱い空気を吸ってしまいノッキングを発生させる恐れが大きくなります。
 また、パワー的にも吸気温度が低い方が酸素密度も高く有利なのは言うまでもありません。
 前置きICや純正置き換えIC等に変えて、吸気温度を下げれば良いんじゃない?と仰る方もいますが、最初から熱い空気をICに通すよりも冷たい空気をICに通したほうが効率が良いと個人的に思います。


フィルター取りつけ台座  ICには温度を下げる能力が決まっていますので、最初から冷たい空気をICに通した方が結果的に同じICでもエンジンは冷たい空気を吸うことが出来、ノッキングの心配・パワー的にも有利です。
 私は、上記理由から新車購入後1年半以上ノーマルエアクリーナを使用していました。
 丁度、P-FCによる現車セッティングを考えている時に、NightSportsさんよりフロントバンパーから入ったフレッシュ空気をエアクリーナまで導ける完全密封タイプのエアグルーブが発売されたのをきっかけに剥き出しエアクリーナに交換しました。
仕様
本体:FRP製
フィルター部:K&N製FC-0965 湿式
フィルター取り付け台座:アルミ製
フィルターは、K&N純正のクリーナを使うことで何度か使用可能です。

熱対策  取り付けに関しては別途ページを作成しますが、上の写真でもわかるように、丁度エアグルーブの下にはラジエターのアッパーホースが有る為、左の写真のように熱遮テープでその部分を覆っています。
インプレッション
 吸排気系ノーマル時にエアクリーナをエアグルーブへ交換直後、箱根ターンパイクにて走行した感じでは、ノーマルエアクリーナに比べパワーが上がった気がしました。数字では解かりませんが体感できました。
 ブーストはノーマル時に比べ0.1[kgf/cm2]上がり0.90[kgf/cm2]になりました。
 この直後に、触媒・マフラー等を交換してP-FCの現車セッティングを行った為、これ以上の効果は解かりません。
 良く剥き出しエアクリーナにすると、エアクリーナが空気を吸う音が聞こえますが、エアグルーブは、エアクリーナがFRPの箱に密閉されているためか殆ど聞こえません。


 後日、エアグルーブ取り付けページ・HKSインタークーラパイピング・以前使っていた雨宮ドルフィンテールマフラー・MSType1マフラー等を製作予定です。