イベント2001年度
今回の勉強会は、RX-7設計主査で有る貴島さんと、ロータリーエンジン開発者の方(お名前を忘れましたスイマセン)の両氏が広島からお見えになり、FD開発秘話を含んだ非常に興味深い話しを1時間30分程度して頂きました。
RX-7(FD3S)開発初期段階では、様々なデザイン及びサイズのクレイモデル(粘土で作った模型)を作成し、おおよそのデザインが決定されます。その後、張りぼての実車サイズのボディーを作り、FCの車体(この時点ではFDのシャーシは完成していません)に乗せて走行させたそうです。その際、広島の研究所内にヨーロッパの石畳の街並みを作り、そのシチュエーションでの見え方や、車を追い越した際の他車からの見え方(後45°からの見え方)等色々なシチュエーションを検討し、最終デザインが決定されたそうです。今尚、色あせないデザインにも納得のこだわり設計を聞く事が出来ました。
シャーシ開発では、開発初期段階で各部署代表を集めて合宿を開き、設計理念(ゼロ作戦)を開発スタッフ全員が一致団結して遂行できるように色々な試みをしたとの事です。時にはゼロ戦を見学し、当時の技術者の性能追求理念を学んだりしたとの事でした。
FD発売以来10年余り経過し、ライバル達が次々とモデルチェンジを行い戦闘力アップしている中、FDはサーキットで今尚高い戦闘力を持っています。これは、如何に基本設計が優れているかを証明しています。当時のシャーシ設計に相当のこだわりがあった事を再認識した逸話を多数聞くことが出来ました。
今回は、勉強会と同じにR&D内の展示品を見学する事が出来ました。その中には、91年ルマン24時間で日本車初優勝を成し遂げた4ロータの787B(レプリカ?)も有りました。また、歴代のロータリー搭載車・RX-7等も展示されており、勉強会以外にも充実した一日でした。